個人向けローン 金融業界のこれから
消費者金融の骨組みを綴る
ここ20年余りの業界の成長と融資残高の伸びからも、
高い収益を上げてきました。
現在では日本全国に点在している無人店舗契約機も躍進の原動力になり、
大手から始まり外資系のカード・ローンを扱う消費者金融まで挙って店舗数を増やす
ことに躍起になっていたようです。
規制が厳しくなればリストラだけでなく、このカード発行する契約機の数も減少していくことに
なるでしょう。
業務が縮小すれば、利便性といったサービスにも不安が出てくる可能性も否めません。
企業にとって、収益が望めない以上これからのキャッシングサービスの向上や進歩には
慎重な姿勢で挑むことになりそうな感じもしないでもありません。
キャッシング利用者が減れば、将来的には倒産危機に陥る消費者金融も現れることも
予測する意見も多くでており、顧客第一主義としてサービスの低下を招くことのないような
充実した利便性の確保の必要性もあるのではないだろうかと思うこともあります。
貸金業の未来像に関する意見や考えは、数多くあり
どのような見方や見識が正しいのかは、現時点では明確な答えというものが
出ない日々が続いています。
展望が無いのかあるのかは、、貸付上限金利問題とどう付き合っていくかが
重要なのではないでしょうか。
その過程には大きな障害もあり、新たな規制強化の案も浮上する可能性も否定はできません。
また逆に緩和される向きもありえます。
それは消費者金融の貸し渋りが予想される背景もあるからかもしれません。
政府はそれに対して、低利融資の拡充を図るようですが財源の確保への
見通しは明るいとは言えない状況のようです。
公的資金での救済は、険しい道のりであるのかもしれないです。
企業がサービスの向上を追求した場合、それ相応の巨額な設備投資が必要となってきます。
借りやすく使い勝手の良いカードを開発するには、研究費と時間を要することは誰にでも
想像ができることです。
消費者はいつも最も便利システムを好みます。
IT化が進んで、そのシステム開発は急速なスピードで変わっていることも
企業努力の成果といえるのではないでしょうか。
便利なキャッシングやショッピングをカード利用することは、消費者のモラルも問われている
現実があるように思えます。
それは、形として頻繁なカード利用となった場合に、一体いくらの借金があるのか?
気づいたときには返済に追われる日々になる可能性も全くないとはいえません。
それは消費者としてのモラルではないでしょうか。
モラルといっても、企業も消費者もそこに重大な責任があるのかどうか
それは個々それぞれの環境や財政状況にもよるところが多いはずです。
問題は、リボルビング払いなどの借金が増えても返済金額が一定のシステムと
上手に付き合えないケースが問題かもしれないと感じるときもあります。
カード利用のモラルを持つことで、
少しでも収支バランスと改めての見直しをする機会がもてるのではと
いう気がしてなりません。
ここ数年、利用率の変動に目立ちがないクレジットカードですが、
生活に於いて消費手段を選択する場合、カード利用が今後も拡大する可能性
は捨てきれません。
何といっても、リボルビング払いなら小口の返済は負担が軽く
どちらかといばクセになるぐらいの使い勝手の良さを感じる人も少なくないのではないでしょうか。
キャッシング機能も付いたカードの種類は沢山あり、これだけ拡大して支持されていれば、
借入する機会も出てくるでしょう。
もちろん計画的なカードキャッシングは、生活をサポートすることに異論はありません。
リボルビング払いの便利さは、使い方一つとも言われています。
それに慣れるよりも、計画的なカード利用によって返済総額をいつも念頭に置くことが
大事ではないだろうかと思います。
クレジットカードの返済総額は、サービスによって異なりますが確認は可能です。
少しでも不安があるときは利用を避けることも、長いカード人生を歩むのに大切な
決断ではないでしょうか。
20年ほど前の改正貸金業法の事態と酷似している状況ではありますが、
そのとき以上に厳しい改正が行われることへの対応策は簡単に打ち出せない状況です。
評論家などは、個人向けキャッシング中心の事業を行っている消費者金融は十分の一も
生き残れない可能性が高いと指摘しているほどです。
キャッシング業者が危惧しているのは、銀行の引き揚げではないでしょうか。
過去を振り返れば資金調達先である銀行が引き揚げている歴史があります。
但し、その時とはだいぶ環境が違うことも確かで一概にそうなるとは言い切れません。
大手銀行の殆どがリテール対象のビジネスモデルを構築しており、
カードキャッシング商品から住宅ローンなど幅広い展開をしています。
そこには専業ノンバンク企業が関係しており、当時の一方的な都合だけで
引き離すことが可能なのか?という見方もされている現実があります。