日々の金融

融資の相談はいろいろなところでできるが、
なかなか詰めの段階になると良い結論が出ることが少ない。

現在では、消費者金融でもそういうケースも多く見受けられているようだ。
個人向け無担保融資なら、それなりに柔軟な対応というものを
期待する申込者が多い現状ではあるが、
それも甘い憶測となってしまうのだから、消費者にとっては
厳しい立場であることは確かなようだ。

大手でも新規顧客数の減少は顕著に数字となって表れてきているというし、
これもなかなか深刻な消費者金融問題なのかもしれない。
未来的憶測という観点からも、使える消費者金融の時代から
借りれるか分らない時代へと変貌しつつあることに否定はしない。

営業拠点

大手の暗いニュースは、これからも増えていくことになりそうだ。
2007年になってから、キャッシング業界一位にまで上りつめた
こともある大手消費者金融が有人店舗の８割閉鎖を発表した模様。
これは競合他社にとって他人事ではない状況の悪化ともとれる
内容のもので、将来性が感じられない業界の混沌とした現在を
物語るニュースなのかもしれない。

規制強化からリストラ経費削減などなど、まずは削れるところから
削っての延命措置の流れはヒートアップする気がしてならない。
今、この業界の求められるものは、大きな改革であり
新しい可能性の実現とも云えるが、具体的な案が出てこないといった
苦しい営業環境だ。

今後の営業拠点は、無人店舗が中心になっていくのは致し方ないところだが、
それ以外にも新たに人件費が掛からないシステムの構築も必要なのではという
意見も多いと聞く。
展望があるかないかは、これからどうビジネス展開するかによって大きく
異なってくるようにも感じる。
その中でも、新規のキャッシング利用者が使うであろう営業拠点は重要な
ものであるに違いない。

連携の強化

銀行を含めて三社が決済業務などの統合を発表した。

このことは、多方面に影響がありそうな感じもする。

消費者側からすればシステム統合のメリットも大きく、

業務応対の面でもサービスの充実が期待できるのかもしれない。

クレジットカード業界の競争は激しく、関係強化をしていかないと

生き残れないといった危惧も企業にはあるのではないだろうか。

競争に乗り遅れて深刻な事態になる前に、既に連合を組んでいる

信販系や銀行系のクレジットカード企業との対抗措置として戦略を

立てる必要に迫られていたとも考えられる。

適切な相談

カウンセリングなどの返済に困った時の相談窓口は、

一体どれくらい消費者の役に立つ役割を果たしているのか？

それは、相談する側が適切な相談機関を探すところが肝心なのかもしれない。

キャッシングした後のケアは、これからもとても重要なものとなってくるのは

間違いなく、それこそキャッシング業務を行う上では生命線にもなりかねない

ほどなのかどうかは現在では解らない。

生活に困窮して、スムーズな返済が出来ない状況となった場合は、

まず借入している消費者金融へ相談することが多いようです。

そこで埒があかないときには、各種相談機関にということになるのでしょう。

自力で返済が難しくなるということは、返済計画の破綻を意味します。

悪循環なのは、さらにキャッシングをして返済に充てる自転車操業的に

なってしまうことではないでしょうか。

そうなる前に、出来るだけ早く適切な相談機関を探すことが大事だと思われます。

氷河期

これからどう乗り切っていくのか？

消費者金融は重い大きなテーマを持って経営していくしかないようだ。

企業体質の強化は急務であり、氷河期に備えた合理化など数え上げたら

キリがない。

キャッシング業界を歴史的に見ると、大手以外の準大手といわれるクラスの企業は

規制強化のたびに倒産をしている。

将来的に融資残高が伸びないことを考えれば、倒産する消費者金融が増えても

不思議はないことではないだろうか。

また大手に関しても、規制に縛られている状況は中小規模の企業と変わりはなく、

寡占化していくほどの勢いは感じられない。

むしろ、足元を固めることだけで精一杯にも見えてしまうほどだ。

新年早々から暗い話題となったが、消費者にとってはキャッシングの

利点も増えてくる可能性もあり、

使う側には今までと違った業界へと変貌する余地も残されている。